2009年03月10日

占拠声明、2009年3月9日

占拠声明

 現在、琉球大学では、非常勤講師の大幅な削減とそれに伴う外国語科目のコマ数削減がその根拠や必要性が十分な議論もされないまま、今年の四月から新入生を対象として強行されようとしています。これに対し私たち学生は強い危機感を持ち、二度にわたり琉球大学当局に対話を要求してきました。しかし大学当局は、一度目は文書による拒否、二度目は回答すらせず、学生との話し合いの場を設けないという愚行を重ねました。

 私たちは占拠を実行します。私たちは正義、自由、権利、抵抗を学んできた学生として、大学当局の暴挙に黙することに抵抗します。今回の占拠は、話し合いを絶えず拒む大学当局の姿勢を前にして、どうしても争点と向かい合わなければならない状況を作り出すためのものです。この喫緊の事態において今回の占拠は、もはや新カリキュラムに対する批判を大学当局が無視し続けることができないよう、争点を劇的に盛り上げようとするものです。あらゆることが学生のために行われるべきである大学において、大学が学生の言葉に全く耳を傾けない危機的事態を打破しなければなりません。

 また、今回の事態は、琉球大学の学生と非常勤講師のみの問題に留まりません。この占拠は琉球大学のネオリベラル化とそれに伴う教育の貧困化といった、個別的な状況へのレスポンスとしてはじまりましたが、今回の問題は、大学自治の崩壊、大学の教育放棄、沖縄県の教育の危機、雇用問題といったより広い射程を持つはずです。
 
 以上のような理由から、私たちは琉球大学当局に対して次のように要求します。

@ 新カリキュラム撤回
A @に関する公開説明会
B 岩政輝男学長、平啓介副学長、新里里春副学長の解任
C 学生代表の役員会への参加
D 教員、職員、学生による学長及び理事の選挙制度の確立
E 占拠に参加したすべての者の権利を保障し、いかなるペナルティをも科さないこと

 この占拠は、知を創造し共有するべきはずの大学が、自ら教育の場を放棄し、教育を貧困化させ、大学のネオリベラル化に猛進する琉球大学当局の暴挙を阻止しようとする抵抗のアクションです。この占拠は、学生への一切の説明もなく、また学生を意思決定の過程に参加させることもなく、決定事項の一言で強行する大学当局に対話の場を開かせる抵抗のアクションです。

 私たち学生は、琉球大学当局が断行しようとする学生の声の黙殺という暴力に抵抗し、大学の自治権を学生の手に取り戻します。

 最後に私たちは、非常勤講師切り捨てと教育の放棄を恥ずかしげもなく謳い上げた新カリキュラムの白紙撤回を心から願い、行動するすべての人々と連帯する意志を表明したいと思います。

 琉球大学、そして全ての大学が「大学」たらんことを願って。

                  2009年3月9日 琉球大学学生有志
posted by るー3号 at 00:58| 沖縄 ☔| Comment(1) | 声明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
学生有志のみなさんの勇気あるアクションに心から拍手を送ります!沈黙は大きな権力による悪夢の始まりだと考えます。その点、学長はじめ理事の権力に追随する専任教員たちはその悪夢の手下です。プレカリアートは声をもたない!のではない!あなた方の真実を見据えようとする姿勢は制度の隙間のサバルタンにも勇気を与えます!未来はきみたちのアクションの中に秘められています!ありがとう!母校琉球大学には君たちがいる!カンパとあんぱんを持って行きます!あんぱんまんは正義の見方だったよね!制度の淵で不安とアカハラに傷めつけられながら教壇に立つ全国で万の数の非常勤講師の方々もあなた方の闘いを見守っているはずです!弱者を掬いあげる教育ではなく、殺す教育はいらないのです!削減せずより充実したカリキュラムにすべきです!自己保身にキューキューする専任教員は知的同胞の非常勤を見殺しにすることを是として生きているのですね!あなた方の学問の真・善・美とはなんでしょうか?疑います。金メッキですね!
 学生有志諸君!この現実に声をあげアクションを起こすあなた方は未来への橋です。光です!がんばりましょう!
Posted by 夢子 at 2009年03月12日 02:18
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